平成23年度春期午後Ⅱ【問1】

企業活動がグローバル化し,システム開発や運用業務をはじめとして,様々な業務の拠点を海外に広げる企業が増えている。それに伴い,技術情報や顧客情報などの機密情報の管理を巡るトラブルや事故の発生も少なくない。国内拠点でシステム開発や運用業務を行っているときには想像もできなかったリスクが顕在化することもあることから,海外拠点に特有のリスクを考慮しなければならない。
また,国内拠点と同様の管理方法が海外拠点でうまく機能するとも限らず,グローバルな規模での管理方法の統一化についても難しい問題を抱えている。そこで,企業はこれまでとは異なった管理方法を考えなければならなくなった。
本問では,文化や商慣習などが異なる相手に対して実効性のある情報セキュリティ監査をするための見識や能力を問う。

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