仮想化技術を用いてサーバ統合を図る組織が増えている。しかし,サーバを統合するだけで,システム運用業務の集約を行わなければ,運用コストの削減につながるわけではない。
システム監査人は,業務の品質改善,業務の効率向上,コストの適正化といったシステム運用業務集約のメリットだけでなく,システム運用業務集約に伴って生じる可能性のあるリスクを適切に把握できなければならない。
本問では,システム運用業務集約のメリット及びリスクを踏まえた上で,監査人としてシステム運用業務の集約の適切性を監査するための知識と技能を問う。