平成25年度春期午後Ⅱ【問3】

基幹系システムの再構築に当たっては,ソフトウェアパッケージを利用することで期間短縮,コスト削減などのメリットが期待できる。しかし,基幹業務の独自性から,ソフトウェアパッケージが有する機能だけでは対応できず,業務の一部見直し,追加開発の必要性が生じることもある。追加開発が多くなると,コストの増加,稼働開始時期の遅れだけでなく,運用・保守の面で煩雑な個別対応が必要になることもある。したがって,ユーザ企業とベンダ企業が協力してギャップ分析を行うとともに,追加開発部分を含めたシステム全体の運用・保守性なども踏まえて再構築する必要がある。
本問では,ソフトウェアパッケージの利用を前提とした基幹系システムの再構築について,その適切性を監査するための見識や技能を問う。

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