令和05年度春期午後Ⅱ【問1】

企業などの組織を取り巻く環境の変化が激しくなる中,ビジネス,サービスの高度化,又は新たな価値創造などによって,競争力を高めていくことがますます求められている。そのためには,社内外の様々なデータを収集し,活用できるデータ利活用基盤の導入が重要である。一方で,収集するデータの定義が整合していなかったり,偏りなどがあると,誤った分析結果になったり,判断を誤ったりするおそれがある。このような状況を踏まえて,システム監査人は,データ利活用基盤が適切に構築されているかどうかを確かめる必要がある。
本問では,システム監査人として,データ利活用基盤の構築に際して想定するリスク,及びリスクに基づいて適切に構築されているかどうかを確かめるための監査手続を具体的に論述することを通じて,データ利活用基盤の構築を監査するための知識・能力などを評価する。

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